COLUMN 2019.07.18 UP
今週末から子どもの夏休み。数えてみたら小学校の今年の夏休みは44日間もあります!
私が子どもの頃は今のような命に危険が及ぶような暑さはなかったと記憶しています。最初は夜ふかししたり、夏まつりにいったり、田舎のおばあちゃんちに行ったり。終盤になると、やることがなくなって、友達と遊ぶのも飽きてきて、ボーっとする何もしなかった時間があったことを思い出します。今の小学生の夏休みは忙しい。共働きの家庭が増えてきて、終日児童クラブ(学童)に行ったり、集中夏期講習やレッスンに行ったり。親としては有意義に過ごさせてあげたいと思う一方、この暑さもあいまって、どう過ごせばいいのか悩みどころです。
先日、社内で子どもがいる家庭の夏休みの話を聞いたら、やはりお母さんの負担が大きくて、お父さんはお母さんのご機嫌取りや家庭内調整などのやりくりが大変だそうです(笑)。共働きであれば、児童クラブ(学童)には毎日お弁当持参。日頃の仕事に加え、お弁当作りとそれに伴う買い物&献立を考えるが日常に加わるので、お母さんのタスクが増えます。改めて給食のありがたさを身に染みて感じます。専業主婦のお母さんも毎日3食+おやつの時間。そして、子ども時間と元気が有り余っているので外出もすると経済的、体力的に消耗もある。どうぞ、世のお父さん方は夏休み中、お母さんのことをいたわって、気配りをみせてください。できれば、「名前のない家事」を意識して。
「名前のない家事」とは昨年、一部で流行った言葉ですが、「ごみ捨て=ゴミを収集所に持っていく」と思っているのが多くの男性の認識。実際にはその「ごみ捨て」という仕事の前には、1.家の中のゴミを集める 2.ゴミ袋を入れ替える 3.袋に押し込んで結ぶという、名前のない家事があって、その後に初めて、4.収集所に持っていく「ゴミ捨て」という名前のある家事が成立する、という意味です。1~3を日ごろから実行しているお父さんがいたら、拍手したい!
これを会社で置き換えると「名前のない仕事」というのは、数えきれないくらいある。それを誰かがやってくれるから、名前のある仕事ができる。名前のない仕事をしてくれている人にこそ、感謝を伝えたい、伝えるべきだと、改めて思っています。それを嫌な顔せずにやってくれる、その人がいることで仕事というのは滞りなく回っています。
お子さんを持つお父さん、夜にはコーヒー一杯、お母さんに淹れてあげてください。それだけで日中、やんちゃな子ども相手に疲れて、ささくれていた心が緩んで、少しまるくなる。人に淹れてもらうコーヒーのなんておいしいことか。
そして、家でも社会でも、名前のない仕事をしている人にさりげない「ありがとう」の気持ちを伝えることを忘れずに。
前田 真弓
STLONGpress編集長。旅行会社で海外ツアー企画職、結婚情報誌の編集、人材紹介でキャリアアドバイザー等を経て現職。趣味は国内旅行。プライベートでは小学生の双子の母。
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